・Movable Type5から、データベースとしてSQLiteが正式にサポートされなくなりましたが、MTには現在利用しているブログの「データベースの種類を変更」する機能がありません。
DBにSQLiteやPostgreSQLを使用している場合、MT5へアップグレードする前に次のように設定して、「MySQL5.x」に移行する事が求められています。(MT3やMT4からMT6へも同様)
1.MTのデータをエクスポート
ブログのバックアップを行います。
2.MySQLの準備
予め、データベース管理コマンドなどを使って、データベースとユーザーを作成し、データベース名とユーザー名、データベースのパスワードを控えておきます。
3.mt-config.cgiの設定
MySQLにアクセスする為の情報を設定します。実際の設定値は、使用する環境に依存して変わります。
(2.で控えたデータベース名やユーザー名、データベースのパスワードなどを設定)
4.エクスポートを行ったMTへデータをインポート
バックアップしたブログを復元します。
(復元後、再構築を行って動作を確認)
(5.Movable Type 5へアップグレード)
・データベース移行のポイントは、上記手順3で次の①か②のどちらかを実行し、
①mt-config.cgiのDB設定をMySQL用に変更してブログのインストール
②DB設定でMySQLを選択してMTを新規にインストール
MTのDBアクセスをMySQLに変更する事です。
注意)MT5へアップグレードする場合、使用中のMTと同一バージョンのMTを使用してバックアップファイルを復元した後に、MT5へアップグレードする必要があります(MT3やMT4からMT6へも同様)。
用語説明。
バックアップ:
Movable Typeで管理している、ブログ記事、ウェブページ、コメント、トラックバック、ブログにアップロードした画像、テンプレートなどをまとめてバックアップします。サイズが大きい場合は、圧縮したり、複数ファイルへの分割も出来ます。複数のブログをまとめてバックアップすることも可能です。
復元:
バックアップファイルから、Movable Typeにブログを復元します。
MTのドキュメントに復元の注意書きとして、「バックアップファイルは、必ずバックアップを行ったMovable Typeと同じ環境で復元して下さい。Movable Typeのバージョンが異なる環境では復元出来ません(MT4.2のバックアップをMT5.0で復元するなど)。」とあります。
以下、参考情報。
・Movable Typeには、現在利用しているブログの「文字コードを変更」する機能がありません。
それを実現するには、同様に次の
1.ブログのバックアップ
2.変更する文字コードで、MTを新規インストール
3.バックアップファイルを、新規インストールしたMTに復元
作業が必要となります。