無線LANを安全に使う

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無線LANは、アクセスポイント(AP、基地局)と呼ばれる親機とパソコンやゲーム機、スマートホンなどの子機(端末)との間で通信を行うネットワーク環境の事です。

子機同士の通信では、アドホックモードとインフラストラクチャモードの2つのモードが存在します。

 ・アドホックモードでは、親機は存在せず、子機同士が直接通信するモードです(携帯用ゲーム機同士での通信など)。
 ・インフラストラクチャモードは、一般的な利用モードであり、子機間の通信は親機を通して行われます。

無線LANは、電波を使って通信するのでケーブル配線を気にする事無く、好きな場所でインターネット接続やメールの送受信が出来、一般家庭のネットワークで広く使われるようになりました。

また、電波の届く範囲ならば、壁などの障害物を超えてどこでも通信が可能という便利さも備えています。

しかし、電波を利用するという性質上、通信内容の傍受(盗聴)や不正利用、APのなりすまし等の危険性があります。
その為、危険性に十分配慮し(不正アクセスに気付き難い等も)、出来る限りのセキュリティ対策を行う必要があります。


想定される被害:

 ・無線LAN環境を無断で利用される。
 ・通信データを盗聴・漏洩・改竄される。
 ・無線LAN環境に侵入され、重要な情報を盗まれたり、踏み台として利用される。


無線LANを安全に利用する為には、暗号化の設定が必要です。
2012年2月時点の一般家庭(個人用)では、WPA2-PSK方式による暗号化が推奨されています。