VC++ 2008の「Standard Edition」と「Express Edition」で動作が異なったため、「cl.exe」のインストール位置を確認したところ、
・VC++ 2008 Express Editionでは
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\bin
フォルダ内にありました。が、
・VC++ 2008 Standard Editionでは、何故か
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\bin\x86_amd64
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\bin\amd64
の2つのフォルダがあり、「cl.exe」が2つ存在していました。
それぞれのフォルダに移動して、clコマンドを実行すれば、当然コンパイルが行われますが、リンカー辺りで別の問題が発生します。
DVDで「復旧/再インストール」を実行しても同じ現象ですので、更からインストールをやり直します。
因みに、cl.exe(VC++コンパイラ)には、様々なバージョンがあるようで、
マシンのCPU ターゲットCPU インストールされるコンパイラ SDKの選択
X86 X86 X86 ネイティブコンパイラ X86
X86 X64 X86_amd64 クロスコンパイラ X64
X86 IA64 X86_IA64 クロスコンパイラ IA64
X64 X64 X64 ネイティブコンパイラ X64
X64 X86 X86_amd64 クロスコンパイラ X86
X64 IA64 X86_IA64 クロスコンパイラ IA64
IA64 IA64 IA64 ネイティブコンパイラ IA64
IA64 X86 X86_IA64 クロスコンパイラ X86
IA64 X64 X86_amd64 クロスコンパイラ X64
x86 on x86
x86 マシン用の出力ファイルを作成します。cl.exe のこのバージョンは、x86 マシン上ではネイティブの 32 ビット プロセスとして、64 ビットのWindowsオペレーティング システムでは WOW64 により 32 ビット プロセスとして実行されます。
x64 on x64
x64 用の出力ファイルを作成します。cl.exe のこのバージョンは、x64 マシン上ではネイティブのプロセスとして実行されます。
Itanium on Itanium
Itanium 用の出力ファイルを作成します。cl.exe のこのバージョンは、Itanium マシン上ではネイティブのプロセスとして実行されます。
x64 on x86(x64クロス コンパイラ)
x64 用の出力ファイルを作成します。cl.exe のこのバージョンは、x86 マシン上ではネイティブの 32 ビット プロセスとして、64 ビットのWindowsオペレーティング システムでは WOW64 により 32 ビット プロセスとして実行されます。
Itanium on x86(Itaniumクロス コンパイラ)
Itanium 用の出力ファイルを作成します。cl.exe のこのバージョンは、x86 マシン上ではネイティブの 32 ビット プロセスとして、64 ビットのWindowsオペレーティング システムでは WOW64 により 32 ビット プロセスとして実行されます。
となっているようです。